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新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)対策の基本的対処

新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)対策の基本的対処

新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)対策の基本的対処

現在も感染が相次いでいるコロナについて、最近話題となっている新型の「オミクロン株」について

少しづつ情報が出てきています。

デルタ株に比べて世代時間、倍加時間や潜伏期間の短縮、二次感染リスクや再感染リスクの増大が確認されて

おり、感染拡大のスピードが極めて速い。

また、ワクチン接種や自然感染による免疫を逃避する性質が示唆されており、ワクチン2回接種による発症予

防効果がデルタ株と比較してオミクロン株への感染では著しく低下するものの、3回目接種(追加接種)によ

り発症予防効果が一時的に回復する可能性が示唆されているため、より早い3回目のワクチン接種が急務とな

ってきそうです。

 

 

《濃厚接触者の待機期間》

オミクロン株の濃厚接触者の待機期間については、これまでに得られた科学的知見に基づき、

14 日から 10 日へと短くなっています。

また、海外渡航からの帰国者に対する 自宅等待機等の隔離期間についても、以前の14日間から10 日間

への変更がされています。

 

《職場への出勤等について》

 都道府県は、事業者に対して、以下の取組を行うよう働きかけを行うものとされているため、

 感染症対策の参考として活用ください。

 

  ・手指消毒

 ・せきエチケット

 ・職員同士の距離確保、

 ・事業場の換気励行

 ・複数人が触る箇所の消毒

 ・発熱等の症状が見られる従業員の出勤自粛、

 ・軽症状者に対する抗原簡易キット等を活用した検査

 ・出張による従業員の移動を減らすためのテレビ会議の活用

 ・昼休みの時差取得

 ・社員寮等の集団生活の場での対策等

 ・「三つの密」等を避ける行動を徹底するよう、実践例も活用しながら促すこと。

   (特にリスクの高い5つの場面)

    ①飲食を伴う懇親会等

    ②大人数や長時間に及ぶ飲食

    ③マスクなしでの会話

    ④狭い空間での共同生活

    ⑤居場所の切り替わり

   ※特に職場での「居場所の切り替わり」(休憩室、更衣室、喫煙室等)に注意するよう周知すること。

 

 ・ 感染防止策の徹底のため、二酸化炭素濃度測定器等の設置

    ・ 高齢者や基礎疾患を有する者等重症化リスクのある労働者、妊娠している労働者及び同居家族に

  そうした者がいる労働者については、本人の申出等を踏まえ、在宅勤務(テレワーク)や時差出勤等

  の感染予防のための就業上の配慮を行うこと。 

 

 

《基本的な感染症対策の実施》

 「3つのポイント」

 ・ 感染源を絶つこと

 ・感染経路を絶つこと

 ・抵抗力を高めること

 

⑴ 感染源を絶つこと

 ① 発熱等の風邪の症状がある場合等には出社しないことの徹底 

 ② 出社時の健康状態の把握

 ③ 出社時に発熱等の風邪の症状が見られた場合の迅速な対応・処置

 

 

⑵感染経路を絶つこと 

 感染経路:

  ①飛沫感染: 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイル

   スを口や鼻などから吸い込んで感染します。

 

  ②接触感染: 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきま

   す。他者がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。

 

 

基本的な対策:

  ①3密の回避

  ②人と人との距離の確保

  ③マスクの着用

  ④手洗いなどの手指衛生

  ⑤換気等

 

⑶身体全体の抵抗力を高めること 

  ①十分な睡眠

  ②適度な運動

  ③バランスの取れた食事

  ④予防接種

 

 

《最後に》

 オミクロン株の新型コロナウイルスが蔓延する中で、デルタ株との症状や感染力の違いによる対応にも違い

が見られてきています。内閣が出している「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針変更」では、

デルタ株蔓延時から現在のオミクロン株蔓延時でそれぞれ変更となった対処方針について記載しています。

これまで既に感染症対策BCPを策定している企業についても内容を一度確認していただき、必要な項目の

修正、追加を行うことで、常に最新のBCP維持に努めていただければと思います。

 

 

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